銀色の雪にありとあらゆるものが吸収され耳が塞がれる私はその日も抜け出して雪の舞い荒ぶ街灯や赤と黄に点滅する交差点を抜け真冬の川辺にたどり着くやっと見つけた音を覗き込むように抱き寄せるとふいにこの宵闇が見せたのだいつの日かこの寂しい川と私は…
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